Never Redは、SAP導入支援を行うコンサルティング会社です。基幹システムをSAPのERPに入れ替える企業を、構想とベンダー選定の段階から、稼働後の定着まで支援します。
強みは、会計の設計とSAPの設定を切り離さないことです。勘定科目や管理会計の軸を決めるところから、それをSAPに設定し、テストで確かめるところまで、当社のメンバーが自分で手を動かします。
このページの要点
- 01会計領域(FI/CO)は、会計の設計からSAPの設定まで、当社のメンバーが担います。設計を決めた人が設定まで持つので、会計の意図を取り違えにくくなります。
- 02構想とベンダー選定から、稼働後の定着まで受け持ちます。工程の一部だけのご依頼もお引き受けします。S/4HANAへの移行は、専用のページにまとめました。
- 03代表の浅香はアビームコンサルティングとアクセンチュアの出身です。SAPの会計領域を専門とするメンバーが5名います。
目次10項目
移行を控えた会社、使い切れていない会社、ベンダーを選べずにいる会社へ
ご相談は、次のような状況から始まることが多くあります。どの場合も、手を動かす前に、まず判断の材料をそろえるところから入ります。
| いまの状態 | よく聞く困りごと | 当社が最初にやること |
|---|---|---|
| SAP ECC(S/4HANAの一つ前の世代)からの移行を控えている | 延長保守で待つか、いま移るかを決めきれない | 移行の方式、対象範囲、投資額を経営会議で決めるための材料をつくる |
| SAPを入れたが、使い切れていない | 総勘定元帳は動いているのに、債権・債務や固定資産の管理がExcelに残っている | 標準機能に置き換えられる手作業を洗い出し、SAPの設定を見直す |
| 導入ベンダーを選べずにいる | RFP(提案依頼書)に何を書くか、各社の見積もりをどう比べるかが決まらないまま、期日が近づく | 評価の基準をお客様と一緒につくり、選定の事務局を回す |
会計の設計からSAPの設定まで、当社のメンバーが担います
SAPの導入では、会計の設計は業務側のコンサルタント、SAPの設定はシステム側の担当者、と分ける体制をとることがあります。設計書を渡して、設定を頼む分け方です。設定の担当者が勘定科目や配賦の意図を取り違えると、稼働してから数字の合わない処理が見つかります。そのしわ寄せは経理に回り、足りない処理を毎月の手作業で補うことになります。
当社は、この切れ目をつくりません。勘定科目、管理会計の軸、決算の手順を決めたメンバーが、そのままSAPの設定(コンフィグ)を行い、仕訳と残高が決算に使えるかをテストで確かめます。
設計の意図を知っている人が、設定の中身まで受け持つ
「設定は終わったのに、決算に使えない」まま稼働を迎える事態を防ぐための進め方です。
設計と設定を同じメンバーが持つと、会計の意図が稼働後まで途切れにくい
- やること
- 経理と、勘定科目や配賦の考え方を決めて設計書に書く
- 起きがち
- 書き切れなかった意図が、設計書の外に残る
- やること
- 別の担当が設計書を読んでSAPを設定し、画面が動くかを試す
- 起きがち
- 画面は動いても、決算の数字として正しいかまでは確かめにくい
- やること
- 経理と、勘定科目・管理会計の軸・決算の手順を決める
- 効くところ
- SAPでどう設定するかを見越して、設計の段階で決めきる
- やること
- 同じメンバーがSAPを設定し、仕訳と残高をテストで確かめる
- 効くところ
- 決算に使える数字かどうかを、会計の目で確かめられる
設計と設定のあいだに担当の切れ目をつくらない。それが、稼働後の経理に手作業を残しにくくする当社の進め方だ。
中心になる領域は、財務会計(FI)と管理会計(CO)です。海外の大手メーカーがSAPを海外拠点へ広げたプロジェクトでは、お客様側のPMOを務めながら、複数の会計基準と通貨に対応する総勘定元帳(FI-GL)の設定も行いました。国内の大手部品メーカーがECCからS/4HANAへ更改したプロジェクトでは、設計開発からデータ移行、利用者向けのトレーニングまでに携わりました。どちらもメンバー紹介に載せている経歴で、前職での仕事を含みます。
支援の範囲:どの工程からでも入れます
全体を通しても、必要な工程だけでもお引き受けします。6つの工程のうち、会計領域の設計と、SAPの設定・テストは、当社のメンバーが自分で手を動かす工程です。ほかの工程では、PMO(プロジェクト全体の管理役)や選定の事務局として、取りまとめと判断の準備を受け持ちます。
会計領域の設計と、SAPの設定・テストは、当社のメンバーが自分で手を動かす
(会計領域)
入り口はどの工程でもよい。そのうち会計領域の設計とSAPの設定・テストは、当社のメンバーが自分で手を動かす工程になる。
SAP導入コンサルティングとして担うこと
当社のSAP導入コンサルティングは、役割で分けると3つあります。
- 会計領域の導入:要件定義と会計の設計、SAPの設定、テスト、会計データの移行を、当社のコンサルタントが自分で行う
- PMO:全工程を通した管理を受け持つ(図2の帯のとおり)
- 選定の事務局:RFP(提案依頼書)の作成、評価の基準づくり、各社との質疑、比較評価の資料づくりを受け持つ
追加開発(アドオン)を入れるか、標準機能に業務を合わせるかの判断の材料も、会計領域では当社が用意します。
専用ページ:S/4HANA移行支援/SAP会計の導入支援
S/4HANAへの移行
SAP ECCの標準保守は、拡張パッケージ(EhP)6〜8が2027年末までです。EhP5以下は2025年末で終わり、延長保守の対象にもなりません(出典1・2)。移行方式は、費用と期間に加えて、会計をどこまで作り直すかで選びます。進め方と、当社が担う作業は、S/4HANA移行支援のページで説明しています。
体制:導入チームにも、お客様側のPMOにも入ります
チームの中心も、大手ファームでSAP導入を担ってきたコンサルタントです。SAP FI/COを専門とするメンバーは5名います。提案から運用保守まで、プロジェクトの全工程を担ってきた者もいれば、IFRS(国際会計基準)に対応した会計業務の設計や、海外ベンダーとの英語での折衝を担ってきた者もいます。案件にはメンバー紹介に載っているメンバーが参画し、規模に応じて、業務委託のコンサルタントも加わります。
導入の担い手としても、お客様側のPMO・事務局としても入れる
立場は案件に合わせて選べる。どちらで入っても、設定の中身まで分かる人が会計の論点を受け持つ。
代表の浅香が携わってきた主なプロジェクト
社名は伏せています。前職のコンサルティングファームに在籍していたときの案件を含みます。
| 業種 | プロジェクト | 浅香の役割 |
|---|---|---|
| 大手コンサルティング会社 | 社内の会計システムとして、クラウド版のSAP S/4HANA Public Cloud(FI)を導入。総勢50名を超えるチームで、経理の業務メンバー約30名を含む体制 | PM |
| 大手機械メーカー | S/4HANA Public Cloudと周辺システムの導入に向けた、RFPの策定、パッケージの選定、導入ベンダーの選定 | 選定の事務局 |
| 総合商社 | 海外22拠点の経営基盤を同時に更改 | FI/CO領域で参画 |
| 国内大手製造業 | SAPへの移行 | 会計データの移行を主導 |
| 船舶会社 | S/4HANA Public Cloudの導入 | 参画 |
費用の考え方
費用は、関わる人数と期間、稼働の割合から工数を出してお見積もりします。契約の形は、当社が担う範囲に合わせてご相談します。
見積もりは、前提がそろっていないと比べられません。そこで最初の打ち合わせで、次の4点をお客様と一緒に書き出します。
| 書き出すこと | たとえば |
|---|---|
| 対象の会社と拠点 | 国内の本社だけか、海外の子会社まで含むか |
| 対象の業務とモジュール | 会計ならFI/CO。モジュールとは、SAPの機能を業務ごとにまとめた単位です |
| 当社が担う役割 | 会計領域の設計と設定、PMO、選定の事務局など |
| 期間と稼働の割合 | 要件定義から稼働までの期間と、各メンバーが週に何日入るか |
そのうえで体制と金額をお示しします。導入ベンダー各社の見積もりを比べるときに、前提をどうそろえるかもご相談ください。
当社のSAP導入支援の要点
- 会計領域は、設計を決めたメンバーがSAPの設定とテストまで受け持つ
- 構想から稼働後の定着まで、どの工程からでも入る
- 会計領域は自ら作業し、ほかの工程はPMOや選定の事務局として取りまとめる
SAP導入支援の企業を比べるときに見る点
当社が選定の事務局として、SAP導入支援の企業を比べるときに見ている点を3つ挙げます。
会社の型
SAPの導入会社は、大きく3つの型に分かれます。構想から入る総合系のコンサルティングファーム、システムの構築と運用まで請けるSIer、特定の領域に絞った専門会社です。型によって得意な工程が違うので、会社の名前より先に、自社に足りない役割を決めます。当社はこの3つめの型で、SAPの導入では会計領域(FI/CO)を担います。販売や購買を含む全領域を一社で請ける体制ではありません。
案件に入る人
提案の場に来る人と、契約の後に案件に入る人が同じかを確かめます。会計領域では、設計を決める人がSAPの設定の中身まで分かるかも聞いてください。
見積もりの前提
金額を比べる前に、各社の見積もりの前提と、対象から外している作業を並べます。クラウド版か自社運用か、追加開発を何本見込むかがそろっていないと、金額の差は読めません。前提のそろえ方は、コラム「SAP導入の費用は何で決まるか」に書いています。
よくあるご質問
- 一部の工程や、一つの領域だけでも頼めますか
- お引き受けします。ベンダー選定の事務局だけ、FI/CO領域の要件定義と設定だけ、といったご依頼も歓迎します。全体の状況をうかがったうえで、当社が入る範囲をご提案します。
- プロジェクトの途中からでも参画できますか
- できます。進行中の計画、課題の一覧、導入ベンダーとの契約範囲を最初に確認し、止まっている論点から手をつけます。
- SAPの設定まで頼めますか。導入ベンダーとの役割分担はどうなりますか
- 会計領域(FI/CO)は、設計からSAPの設定、テストまで当社のメンバーが担います。販売や購買などほかの領域を別の導入ベンダーが担う場合は、会計へつながる部分の仕様を一緒に詰めます。お客様側のPMOとして入る案件では、要件の取りまとめと、進み具合と品質の確認を受け持ちます。
- 稼働後の運用保守もお願いできますか
- 稼働後の定着までは、当社が支援します。保守の範囲と、保守ベンダーとの分担は、状況をうかがったうえでご相談します。
SAP導入のご相談
SAP導入のご相談は、依頼する範囲が決まる前の段階から受けています。稼働後の定着まで伴走するか、工程の一部だけを受け持つかは、最初の打ち合わせのあとで決めていただけます。
知りたいことが決まっている場合は、次のページへどうぞ。
| いまの状況 | 先に読むページ |
|---|---|
| SAP ECCからの移行を控えている | S/4HANA移行支援 |
| 会計領域を任せる先を探している | SAP会計(FI/CO)の導入支援 |
| 依頼先の実績を確かめたい | SAP導入事例 |
| 予算を立てる前に、費用の考え方を知りたい | コラム:SAP導入の費用は何で決まるか |
出典
- SAP ECCの標準保守が2027年末までであること、延長保守の条件:SAP Support「Innovation Commitment for SAP S/4HANA until 2040」
- EhP5以下の標準保守が2025年末で終わり、延長保守の対象がEhP6〜8であること:SAPジャパン サポートニュース 2024年7月(JSUG掲載)
SAPコンサルタントとして働きたい方へ:社員の採用は「SAPコンサルタントの求人」、業務委託での参画は「業務委託パートナー募集」をご覧ください。
CONSULTATION
SAP導入のご相談
構想が固まっていない段階でも、プロジェクトが止まっている段階でもかまいません。最初の打ち合わせで、当社が入る範囲と進め方の選択肢、費用の見積もりに要る前提をお示しします。ご相談の内容は、契約の前から外に出しません。

